盛岡赤十字病院褥瘡管理者、皮膚排泄ケア認定看護師の小田切宏恵さんをお招きして、「失禁ケアの実際~皮膚を保護する~」についてご講義いただきました。
長時間、同じ体勢でいると血行不全のために「褥瘡(じょくそう)」になり、さまざまな皮膚トラブルを引き起こします。
講義では、褥瘡になりやすい環境や状況、褥瘡になったときのケアや予防対策を写真や資材を使いながら説明して頂きました。
講演の後は実例についてアドバイスをいただきながら、今後のケアについて考えました。
委員会活動を通じて、職員一人ひとりの処置・対応のスキルアップをはかるため、定期的に勉強会を開催しております。
ご利用者さまへのケアを考える有意義な勉強会でした。
5月24日(金)夏を思わせる日差しが眩しいお昼前のひととき。
畑づくりの指導をいただいている紫波総合高校総合学科の生徒さん10名が先生お二方と来所されました。
シェーンハイムやはばでは、新緑のこの季節、紫波総合高校の皆さまのご協力のもと、庭園スペースの一角に畑をつくり、ご利用者と苗を植えて、野菜づくりを楽しんでおります。
今回は、2週間前の「畑おこし」に引き続き、「畝(うね)づくり」と、雑草を抑え防虫保湿効果がある「ビニールマルチ」を張る作業をしていただきました。
汗を流すこと1時間。長短8つの畝(うね)をみなさん手際よく作り、ビニールマルチを張っていただきました。
ありがとうございました。
今年の春は遅く、桜を充分に楽しむことが出来ずにいたご利用者さまのために、
身近な草花をとおして春を満喫していただきたいと、ボランティアの方々が
ご自宅のお庭に咲いているお花を摘んできてくださり、一緒に生け花を作りました。
ヨモギ、撫子、忘れな草、菜の花にはじまり、いかり草、さくら草、踊子草、3種類のムスカリと
クリスマスローズ。紅水仙、雪割草、ゼラニュウム、ヤツデなど約20種類。
思い思いの花を手に取り、お花の名前や香りをたしかめながら、春満載の生け花を楽しみました。
気分も盛り上がって春の歌を唄うはこびとなり、「春の小川」「春よ来い」にはじまり、
つぎつぎと湧き出るように約1時間、全員参加の大合唱となりました。
身振り手振り心のまま踊る方、そして何より驚いたのは歌詞を2番まで覚えていた方が
いらしたりで、歌詞を確かめながら唄い継いだり、みなさんうちとけ合って
愉しい時間を過ごすことができました。
*シェーンハイムやはばでは、ご利用者さまと一緒に催しをするボランティアさんを随時募集しております。
興味のある方はお気軽にお問合せください。
5月11日(土)、シェーンハイムやはば2階エントランスホールにて、「家族介護教室」を開催しました。
ご利用者さまのご家族はじめ、地域の方々にたくさんご参加いただきました。
演題は「車椅子の基本動作」、シェーンハイムやはば理学療法士の吉田さんより、
車椅子からの移乗のコツや、力学を応用した身体介助の動作・支え方など、日常の介護にたいへん役立つ内容でした。
実際に車椅子を使用した、ベットからの移乗、車への介助など、わかりやすく解説していただきました。
教室のあと、お茶とお菓子をいただきながら、ご家族さまとの懇親を深めることができました。
参加者の皆さんからの「こんな場合は~」といった質問など多く寄せられ、とても充実した会となりました。