みなさん、こんにちは。担当の髙橋です。
今日は施設で行っている「想い出巡り」について紹介します。
当施設では入所しているご利用者様に対し「想い出巡り」を行っております。
入所されているご利用者様は長くにわたり、病院や介護施設へ入院や入所を
しております。入院や入所を繰り返していると、精神面等で表情が変わる時も
ございます。普段穏やかに過ごされていても、ふと表情が暗くなる場合も
ございます。ご家族の面会などで穏やかになりますが、ご利用者様も「うちさ
帰りてぇーなー」など、ご家族様や私達スタッフへ話してくる時もございます。
私達も仕事が終わり家路につくと、ほっと落ち着きます。入所ご利用者様も
同じです。そんな期待に応えたいと考え「想い出巡り」を行うようになりました。
今回はＨ様の想い出巡りで紫波町のご自宅へ行きました。
ご自宅までの道のりも「家に帰るのは久しぶりだ」と笑顔で話され、自宅までの
道のりもしっかり覚えておりました。ご自宅へは縁側より入りソファで楽しく
家族様と話されたり、仏壇へいき拝んだり、写真を見たりなどされておりました
寝室も以前のままになっており、ベットに腰かけ自分の書いたノートなどを見た
りしておりました。帰り間際にはご自宅の周りを散歩し、ご自宅の田圃を眺めて
おりました。施設とは違い表情や記憶もしっかりとされ、先ほどまで自宅で暮ら
していたかのような感じでした。今後も「想い出巡り」を行い、ご利用者様の
ご自宅での生活を生で感じ取る事で、より介護に対し良い影響になるよう施設
として良い介護が出来るよう今後も行っていきます。
